大人でもネイティブのように話して、聞ける

AIが人間の脳の言語処理の仕組みを解明しました。AIが人間と違和感のない対話や自然な翻訳ができるのは脳と同じ言語処理をしているからです。

その学習は自然な表現を統計的にデータ駆動学習する方法です。これは子供が言語を覚える方法と同じで、子供は大人を真似て自然な表現を覚える事で言語を習得します。

AIは人間の自然な表現を真似て学習しているのです。脳の言語の学習の仕組みは文法や単語を基本とするものではなく、自然な表現とその意味と語の並びで学習しているのです。

だからAIと英語で話しても英語が上手になるわけではありません。AIは人間と話したのではなく、たくさんの自然な表現を真似て学習しているからです。

AIはコンピュータを使い統計的に言語を学習するためにテキストになった表現を学習しています。しかし人間は音声で学習できますからAIよりは効果的な学習が可能になります。

テキストでは2次元の語の並びしか学ぶことができません。しかし、3次元の音声であればイントネーションや発音で語の並びだけでなく、感情やどの単語が大事かと言う事も学習できます。

音声は連続的に変化する動的な音なので文字で表現できない、いろいろな意味や感情まで伝える事が可能です。

単語の並びを学ぶ場合も文字で学ぶよりは歌のように連続的な音の変化で覚える方がずっと楽になります。そして覚えてしまえば忘れる心配もありません。

動的な音のストリームを覚える最も効果的な方法はネイティブを真似る方法です。そしてフィードバックで修正するディープラーニングが効果的です。

フィードバックは録音することもできますが自分の発音する音は骨伝導音声で聞こえますからその音をフィードバックとして利用すれば常に自分の英語の発音や表現をチェックすることが可能です。

我々が大人を真似て自然な発音になったのは、この骨伝導音声を使って少しずつ調整したから日本語ネイティブのような自然な発音ができるようになったのです。

骨伝導音声をフィードバックとして使うことが出来れば、英語学習している時も、予習している時も、独りで話している時も常にチェックをして改善することは可能です。

自分で英語の上達が実感できれば脳の報酬系からドーパミンが放出され、学習意欲が高まりそして記憶の定着の促進してくれます。

ネイティブを真似て上手になる練習を続けるとその自然な表現を自然な音で覚える事ができます。

英語の音声認識は記憶にある音と、聞いた音の、音の動的特徴の照合ですからリスニングにも効果的な学習法なのです。