臨界期

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臨界期の克服

臨界期は言語学習の最大の壁であり、言葉を覚える場合には臨界期を良く理解する必要があります。子供が言葉を真似るだけで言葉を覚えてしまうのに、大人になるとどうしてこうも時間を掛けなくていけないのでしょうか。臨界期がどのようなものであるかを理解すれば、その臨界期にどのように適応すれば良いかが分かるからです。

臨界期をうまく克服する方法こそ理想的な言葉の学習です。臨界期はかなりのレベルのまで克服できますので臨界期がどのようなものかを良く理解しておけば自信の持てる学習ができると思います。

1.  臨界期とは何か

インターネットや本で英語の発音を調べるとどうしても臨界期と言うハードルが気になります。英会話を勉強している人であれば臨界期のことは承知に事と思います。人間は10才から12才頃を過ぎると音声言語の習得が非常に困難になります。特に耳で聞いて、その音を真似て言語を習得する能力や文法を身に付ける力が低くなりますがこの時期を臨界期と読んでいます。臨界期は確かに存在しますので、臨界期前と後では学習の方法を変えた方が効果的です。

まずテレビやラジオやCDで英語ネイティブの発音を真似て、もしそっくりダイレクトに真似ることができるのであればその方が理想的です。しかしほとんどの場合、真似ようとしても聞いた同じ音を出すことができないのです。何度でも良いから聞いて真似てください。同じ音になったでしょうか。英語の目指す音は分かってもその音の作り方が分からないのです。真似ているつもりなのにどうして同じように真似られないのでしょうか。現代の言語は相対音感を必要としており、各自が自分なりの音程を作り上げなくてはなりません。子供の時はそれが出来たのですが、大きくなるとそうはいきません。

それが臨界期を過ぎた証明で、臨界期を過ぎた人は耳で聞いてもそっくり真似ができないのです。地球上にいる人は100%臨界期を迎えます。これから何百回練習しても結果は同じで、ただ単純に聞いたように真似る事はほぼ無理です。このように何回も聞いても聞いたように発音ができないのは臨界期を過ぎたために、聞いたような音の調音方法が分からないのです。これは人間が成長した証のようなものです。

しかし自分の発音を聞いてみてネイティブの発音と比べてみてください。ほとんどの人は自分の発音はネイティブの発音よりは良くないと分かるはずです。そして他の日本人の発音を聞いてみてください。多分自分と比べて、自分の方がうまいとか、自分の下手とかの判断がつくと思います。

でも実は英語の発音を精密に音声分析しても特に音響的な特性の数値がある訳でないので機械にかけても上手いとか下手とか判断するのは非常に難しい能力なのです。臨界期と言うのはこのように確かに存在する事実ではありますが、超えることのできない壁では無い事が分かります。それならば臨界期による弱点が存在するならその弱点を強化する練習をすれば臨界期の克服につながるはずです。

臨界期とは英語のcritical periodの日本語訳として使われるようになりました。このcritical periodのcriticalの意味は原子力などでは臨界点などの用語で使われています。臨界の意味には境目の意味が含まれますが、しかし言語学においては決して学習が不可能になると言う意味ではありません。単に非常に難しくなる時期の意味で、決して限界の意味合いは含まれていません。私は言語学におけるcritical periodの臨界期は誤訳で、正しい訳は「難しくなる時期」あるいは「困難期」にすべきだと思います。

発達神経学の専門家の榊原洋一氏も「子どもの脳の発達臨界期・敏感期」の中で“臨界期は決して人生の短い一時期だけに開き、ある時期がくるとピシャット閉まってしまうわけでないことや、成人になってからでも学習方法を工夫することで再び開くものであることが明らかになってきた”と記してします。つまり臨界期でなく困難期であると言う事です。

言語学の世界においても、臨界期を過ぎてからでも発音をネイティブ・スピーカーと完全に同じにすることは十分可能だということになっています。

2.臨界期後の変化

脳は一生成長する臓器ですから、脳の基本的な学習のメカニズムはまったく変わっておりません。つまり臨界期の前も後もディープラーニングで学習しています。認知症や大人の脳の高機能生涯のリハビリも基本や反復練習をするディープラーニングです。

臨界期前と後の変化はいろいろありますが、最大の変化は音の調整能力の大幅な劣化です。音を判断する能力が極端に低下します。

例えば高周波音の場合30代では周波数が上がってもほとんど聞こえにくくはなりませんが、年齢を追うごとに聞こえにくくなっていきます。一般的に40代では15kHz、50代では12kHz以上の高周波音はほとんど聞こえないと言われています。ただし、すべての人で聞こえないわけではありません。

英語学習の場合は極端な音がLとRの音です。臨界期を過ぎると非常に違いが分からなくなります。日本人のほぼほとんどの人がLとRの混乱起きているのは臨界期以降に英語を学習するからです。

LとRの混乱を無くすためには調音方法を学んでもあまり意味がありません。多くの日本人はLとRの調音方法を知っていっても発音時に区別ができないのです。多くの場合に間違って発音しても分からない場合が多いのです。

その混乱を解決する唯一の方法はLとRの音の違いを感じとるようにする事です。確かに臨界期以降は違いが分からないのですが、フィードバックを得て何度も聞いて自分の発音とネイティブの発音を比べる事により、臨界期以降でも少しずつでも感度を上げる事は可能です。

3.子供は言語習得の天才か

よく子供は言語を習う天才と言いますが本当に天才と言える能力なのでしょうか。もし天才ならどのような能力が天才でしょうか。もし天才であるなら、臨界期を過ぎてもその天才のノウハウを活用することはできないものでしょうか。そのためには人間は生まれてからどのような過程で言葉を覚えていくのかを知る事は英語学習に有益な筈です。

幼児が生まれてから最初の単語を発するまでに約12ヶ月かかります。まったく何も分からない状態ですから非常に大変な学習だと思われます。

他の言語も同様だと思いますが、英語の場合に発音に関して詳しい研究があります。英語の場合には発音では18ヶ月で25%、24ヶ月で75%、36ヶ月で100%の理解度になるそうです。理解度とは子供の家族ではない人が子供の発話をどのくらい理解できかと言う割合です。つまり幼児が発音して、100%理解できるようになるのは3才であり、英語の発音を完成するのに生後3年、言葉をおぼえてから2年近くかかります。

子供は3才くらいから言語の基礎を理解し始め、色々な難しい連続音も含めるとほぼ発音を完成するのが10才くらいだそうです。文法は5才くらいでほぼ覚えますが、この年齢になるとほぼ正しい発音ができるようになるものの、まだL、R、S、K、TH、CH、SH、TH等がしっかりとしていません。言語として完成するのはやっと10才くらいなのです。複雑な表現のいろいろな発音を完成するまでには話し始めてから9年くらいの年月が必要なのです。

アメリカのアイオワ州のルーサー大学の言語学者のキンバリー・パウエル氏は次のように言っています。

人間は生まれて3ヶ月で言語に反応を始めます。生後6ヶ月もすると話しかけると、話し手の方を向くようになります。1才ではまだ”bye、bye”、 “ma、ma.”くらいしか分かりません。生後18ヶ月くらいになると簡単な質問に答えられるようになります。2才では約300ワードくらい理解できます。このくらいになると”more milk”、”all gone”、”my turn”、”Where is mommy/daddy?” とか”get your coat”くらいの表現が理解できます。3才では約900ワードくらい理解し、200ワードはきれいに発音できます。4才では約1,500から2,000ワードくらい理解できます。

話す言葉は通常4から5ワードくらいの文章です。4才くらいになると”close the book and give it to me”のような、2段階の指示などが理解できます。文章は通常4から5ワードくらいの長さです。5才では約2,500から2,800ワードくらいを理解して、約1,500から2,000ワードくらいを話せるようになります。

しかし何と6才では約13,000ワードくらいを理解できるようになると言うのです。7才では約20,000から26,000 ワードくらいを理解できます。このくらいになると相手の間違いを指摘できるようになります。これがディープラーニングによる累積効果です。

高校卒業する頃、年齢で18才頃には平均的に6万語くらい理解できます。すると8才から18才までに約40,000ワード弱を覚える訳になります。するとこの10年間にずっと同じペースで覚えていくと、年間に4,000ワード弱の単語を覚えることになります。

まとめてみると5才から7才にかけ語彙力は年間に約10,000ワード程覚え、驚く程の記憶力を発揮することになります。1日に10時間寝るとしてもこの2年間の起きている間に1時間当たり2つの単語を覚え続ける事になります。

もう少し子供の天才ぶりを調べてみると、驚きは5才から7才までの2年間で、年間に1万ワードくらいが理解できるようになります。1日に27単語くらい覚える事になります、それは1日10時間寝るとすると1時間に約2つの単語が理解できるようになります。これは学んだ数ではなく、覚えて記憶に残る数ですから、学んだ数はその何倍かになります。この時期は聴覚も成長していろいろな音の違いが聞き取れるだけでなく、いろいろな発音もできるようになり、その過程で発音、リスニング、語彙、文法を同時に覚えていくのです。

この期間に習得速度が凄いのは新しい言葉を覚えたい好奇心と累積効果によるものです。

子供の発音だけとってみても生まれてからも実質9年以上は掛かっています。決して短期間で学習している訳でありません。語彙の学習の面からみても言葉を覚え始めたばかりの子供は天才でないことがわかります。言語を話し初めてから5才で1,500ワードを理解できるようになるまでに、約4年も掛かっているのです。1日にすると約1つの単語になります。毎日10時間寝るとすると1つの単語を覚えるのに14時間も掛かっています。しかも完全に英語に浸かった環境を考えると子供の言葉を覚える速度は意外な程学習速度は遅いのです。

この時期の重要なポイントは臨界期以前の子供は真似するだけで発音を学んでいます。大人であれば文字を使った学習も可能です。

その学習速度は決して速いものでなく、非常に遅いのです。そして発音と単語と文章を全て一緒に覚えていきます。これは子供の脳が発達中であるからと言う理由が成り立ちますが、もし聞いて理解する能力を習得する方がずっと容易であれば5才児は理解できる単語は多いけど、話せる数が非常に少なくなるはずです。しかし現実的には理解できる語彙数と話せる語彙数はその倍にもなりません。

この子供の言語を学習する過程を知ることで臨界期のどの能力が我々に重要な意味を持つか理解できます。これを読んだ臨界期以降の英語学習者は救われたと思っていただきたいのは、臨界期以前の子供が持っている能力は臨界期以降とくらべ全ての能力が優れているのではありません。その多くの能力は臨界期を過ぎた現在の我々も持っていると言う事です。

次に大事な事は臨界期以前と言う条件だけで英言葉の習得がなされているのではなく、ネイティブを真似ると言う、脳が持っている能力が有効に活用されているのです。

子供は言語習得の天才とは言っても結局はディープラーニングによる努力をした累積効果の賜物なのです。

4.  大人が優れている能力

言語学習において限界期の克服と言う表現ですと、非常に困難な条件を打ち破る感じがしますが、臨界期を過ぎたら有利な条件は何でしょうか。もちろん臨界期を過ぎた成人も臨界期以前の子供より優れた能力をたくさん持っており、言語学習にも十分に活用できます。

まず臨界期を過ぎたと言うことはすでに母語である日本語が完成していると言う事です。

臨界期以前の子供でも発音を習い始めてから、発音が完成するまでに約9年掛かります。しかし、日本語は既に発音できるのですから、かなりの事ができるのです。幼児が母音を覚えるのは生まれてから18ヶ月くらい掛かります。しかし、日本語を話せる人が英語の母音を覚えるのはそれ程長い時間かかりません。

それで正しい発音ができるかどうかと言う論争になれば音素に音の定義がありませんので、多くの人が理解できるレベルと言うことになります。このレベルなら日本語の話せる人であれば僅かな練習で習得できます。母音は相対的な音ですが、これも幼児はかなりの時間がかかりますが、日本語を話せる人はあまり問題ありません。勿論日本語に無い音もありますが、音の作り方の基本はかなり知っているのです。

次に臨界期後の大人が持っている優れた能力は記憶力です。子供は5才で約1,500から2,000ワードくらいを話せるようになります。これは話始めてから4年間で2,000ワードということは1日に1ワードとちょっとくらいです。この記憶速度は子供の場合には止むを得ない事ですが、臨界期を過ぎた成人には物足らないものでしょう。臨界期前と後を比べてみると、臨界期の初期の段階であれば臨界期後の方が記憶力は優れています。

もう一つ臨界期後の大人の優れた能力は日本語で持っている知識です。臨界期前に何かを覚える場合にはほとんどの場合が全てを覚えなくてはなりません。例えばりんごを覚える場合には、色、形、香り、大きさ、感触、味等のうち、全てとは言わなく多くの要素を知って始めてリンゴが理解できます。しかし臨界期以降に英語でリンゴを覚えるのであれば、英語の音とリンゴを結び付けるだけで良いのです。こうすれば新たに色、形、香り、大きさ、感触、味等を覚える必要はありません。ある程度英語に慣れてきたら色、形、香り、大きさ、感触、味等を日本語を介在させずに英語で覚える事により、会話に役に立つと思われます。

英語の単語を辞書で引く事ができるのも臨界期後学習者の強みです。子供は辞書を引けるようなるまでは単語の意味は用例を知ってその中から意味を感じ取らなければなりません。しかし、臨界期後の学習者は辞書引き一発で英語の意味を把握できます。そのためには私は英語の単語の意味を調べるのは英英辞典でなく、英日辞典を勧めます。それは英語の意味を自分の知っている日本語で理解する目的であれば、英日の方がずっと速く、深く理解できます。こう考えると、臨界期を過ぎてしまっているためのマイナスと臨界期をすぎたプラスをさしひきすると、プラスの方がずっと大きいような気がします。

5.臨界期の克服

臨界期の前と後で大きく変化する能力が音の判断能力です。臨界期前はある程度長い間、正しい発音を聞いて話す環境にあれば自分で正しい発音ができるようになります。しかし臨界期を過ぎると音の違いが分からなくなるために、音の真似する練習だけで同じ発音ができません。

調音を学ぶのも一つの方法ですが、言語は常にモニターしている必要があります。大事な事は間違った発音をしたら即座に間違ったと判断する脳力です。

発音練習では自分の発音を録音してフィードバックとして聞きます。自分の音を録音することにより注意して聞いて、まずい部分を矯正します。臨界期前なら発音しながらできる行為ですがそれが不可能であれば、次の策を取ります。それが録音して聞く事です。リアルタイムのフィードバックではなく時間差のフィードバックを得るのです。

つまり録音して聞くのは、リアルタイム自己聴覚モニターの能力が低下するのでそのマイナス面は時間差を利用して強化するためのものです。理想的には日本語のように発音しながら調整ができるようになれば録音は不要ですが、それができない限り録音は絶対に必要です。

リアルタイム自己聴覚モニターの優れている人は聞いた音をどんどん聞いたまま発音し、覚える事ができるのですが、残念ながら臨界期を過ぎると音感の良い人でもほとんどの人はこの能力がかなり劣化します。しかし、発音練習で発音が良くなっていくと、だんだん発音しながら自分の音が調整できるようになります。発音練習の最終的なゴールは録音しなくてもより自然な発音ができる事です。

私もそうでしたが誰でも自分の発音を聞くのはあまり好きな事ではありません。大きな理由が自分の発音はこんなにに下手であったかと、思い知らされるからです。聞き始めはこのようにフィードバックは非常にインパクトがあると言う事は効果が期待できる事になります。このトレーニングではフィードバックを注意するポイントを定めた上で発音して聞き、矯正します。このようない何故自然な発音にならないかの理由を知りフィードバックを聞けば臨界期を過ぎた人でもどんどんきれいな発音になります。練習する度に発音が良くなっていくのでワクワクする感覚で学習できます。また発音練習していると何度も自分の音を注意して聞いているうちに耳はどんどん良くなっていきます。

英語の発音練習では聞くべきポイント絞り、その音を作るコツを知り自分の発音を自分で聞いて音感を高める方法です。違いは発音練習では発音中のリアルタイムのフィードバックではなく録音してから時間差のフィードバックを聞くようにします。手間が掛かる方法ですがこれが臨界期を克服する最善で唯一の方法です。先生のモデル音を聞いて真似る方法もありますが、臨界期を過ぎると話しながら自分の発音を聞いて修正する能力は非常に低くなるため効果的ではありません。自分の発音を話しながら矯正する事が困難であるのに、更にモデル音を聞いてその音に近づけるのは至難のことです。私はモデル音を真似するトレーニングを数十年繰り返しやって効果が上がらなかったのが後になってその理由が分かりました。

発音練習の最初は録音をしなければ自分の発音を矯正できませんが、自分の録音で聞き取る練習をしている間に自分が話しながら自分の発音を評価できるようになります。早い人で数ヶ月、遅い人でも1年もするとリアルタイム自己聴覚モニターがかなり敏感になり、必ずしも録音を必要としません。多くの人はある程度発音が矯正されると常時録音するのでなく、気になった時に録音して自分の発音のモニターをしているようです。

臨界期を過ぎるとこの能力が衰えるために外国語を習得するのが困難になります。そのために発音練習では音を録音して後から聞く方法でその能力を補足してきました。しかしこのリアルタイム自己聴覚モニターもトレーニングを続ける事によりかなりのレベルの蘇らせる事は可能です。発音練習で自分の望むレベルの発音になる頃には録音しなくても話しながら矯正ができるようになります。

6.母語の干渉

臨界期以降に言語を習得する場合に臨界期以降の変化より、もっと深刻な問題は既に日常的に使っている母語の問題です。

臨界期を過ぎると母語である日本語を話せるためにその癖が邪魔をします。これを母語の干渉と呼んでいます。

母語の干渉には3つの面があると思います。それは文法や表現とリスニングと発音における干渉です。

母語の干渉で最も根深いのが発音です。臨界期を過ぎると聞いたままの英語の発音ができ無いのです。どうしても日本語のような発音方法で英語を話してしまいます。これが日本語訛りの英語の元凶です。この原因の根源はそのような音を作れない発音器官の運動の問題では無く、日本語が既に手続き記憶として自動化されて記憶されているために無意識で出てしまうのです。

これは意識しての癖を直す必要があります。録音して聞けば、日本語のような発音が母語の干渉です。直す事は時間がかかりますが、その癖を見付けることは比較的簡単です。やはりフィードバックを得た矯正が効果的です。

母語の文法による干渉もあります。表現日本語を英語に訳そうとすると良く発生します。日本語では「行ってもいいですか。」と言いますが英語ではMay I go?とは言いません。英語ではMay I come?となります。文法的には聞き手の立場から考えるからとか説明がありますが、私は表現を覚える事を勧めます。すると英語ではMay I come?とかMay I come in?とかの表現は頻繁に使います。

ネイティブの実際に使う表現を真似る事で日本語の文法の干渉を完全に抑える事ができます。

リスニングの場合も母語の干渉があります。リスニングでは日本語に無い音を日本語で置き換えて聞くと言う人がおりますが、これは正しい表現ではありません。犬の鳴き声は日本語では「ワンワン」で英語では「バウワウ」になります。私に耳にも確かに「ワンワン」と聞こえますが、私の耳の鼓膜の段階でワンワンと聞こえているのではありません。英語ネイティブの鼓膜の段階の音の認識と私の耳における音の認識は比べようがないのですが、常識的にはほぼ同じだと思われます。これは物理的な音を同じように感知しているからです。

しかし、私には「ワンワン」と聞こえるのはそのように学習したからです。これは単に錯覚をしているだけですから、最初の犬の鳴き声を忠実に聞くようにする事です。英語に言い換えればカタカタ英語で覚えているとカタカナに聞こえる恐れがあるので、元の聞いた発音を忠実に聞くべきです。リスニングの場合は別に日本語が干渉して別に認識しているだけで、音が干渉されて違っているわけではありません。

これは最初から正しい音を真似る事で避ける事ができます。